2017年(平成29年)1月5日に開催されたシンポジウムとライブの夕べにて、
舞台挨拶をさせていただきました。

 

 

 

そのときの様子を、動画でお届けいたします。

お話した内容はこちらです↓(テキスト)

2017年になりました。
事件が起きてから、17年の月日が経とうとしています。
人間で例えるなら、当時生まれた子が17歳になる訳です。
人間の成長を見たときに、この年月がどれだけ長いのかお分かりになるかと思います。

「再審とは風化との戦いだ」そう言った方がいます。
17年も経つと新しい証拠はなかなかありません。
人の記憶からも、どんどん消えていきます。
その中で事件の真実を追求していくのは、大変難しいことです。
今日、クロスセクションの新曲we will goが披露されました。
改めて今年もwe will goだと思いました。

お正月の箱根駅伝に多くの方が勇気付けられています。
なぜあれだけの人気があるのか。
一つ、あの駅伝を見て思ったことは
若者が自分の役割をひたすら走り、次の人に、次の人に、たすきを繋いでいく。それが大変日本的で感動を生んでいるのではないでしょうか。

このシンポジウムを支えている人も、皆仕事を持ってボランティアをしています。仕事で休む日もあれば、体調の悪い日もある。
それでも、シンポジウムは一度も休むことなく、たすきをつなぎながら開催し続けています。そして、今年もそれを続けていきます。
それを人はどう言うかわかりませんが、私たちはただただやり続けていく。そして、自分たちの思いを伝え続けていく。
それが役割だと思いました。

駅伝にはゴールがある。100何キロ、5区間走ればゴール、そして4年間という学年がある。
しかし、再審支援にはゴールが見えない。
何区間、何年間、どこまでたすきを繋げばゴールが来るのか、見えない。
このゴールがない道をたすきを繋ぎ、走り続けるのは並大抵のことではない。
しかし、再審で無罪になり、そういう人がいるということは、それを袴田事件では45年、やり続けてきたということです。

袴田事件を支援している方に言われました。
「釣部さん、ダッシュしちゃダメだよ。長いからね、疲れちゃうよ。とにかく走り続けるんだよ。そういう思いじゃないと、再審支援なんかしちゃダメだよ」

17年が長いのか短いのか、わかりません。
ただ、私は駅伝を見て、今年も50何回、このたすきを繋ぎ続け、冤罪のない社会を目指して、我々にしか発信できないものをし続けていこう。そのように決意を新たにしました。ここにいるメンバーも思いは同じです。

来週はめぐろパーシモンホールで行います。ぜひお越しください。